オーナー訪問記

八正建設で住まいをご購入いただいたオーナー様のインタビュー

Vol.16 Old&New。いまと昔が心地よく同居する新しい「暮らしやすさ」へ。

いまと昔が心地よく同居する
新しい「暮らしやすさ」へ

  • 練馬区
  • 飯野様

先代の想いを胸に
リフォームを決意

創業昭和11年。お父様の代からの酒屋さんの暖簾をずっと大切に守り続けてきた飯野さんが、お店をたたまれたのは今から8年前のこと。格安量販店やスーパーが増え、激化する価格競争に、苦渋の決断だったとのことです。
「お客様が来たらいつでもお店に出られるように」と、店舗からつながる事務所スペースには食事がとれる台所まで併設されていたそうです。ご家族が1日のほとんどの時間をそこで過ごされていたという大切な場所。
今回、八正建設がリフォームのご依頼いただいたのは、まさにそんなご家族の暮らしの中心にあった、思い出のたくさん詰まった空間でした。

懐かしい店舗の面影を残しつつ
新しく快適な家族の暮らしの場へ

「お店をたたんでも、やっぱり長い時間過ごしてきたこの場所が一番落ち着くんです。ただ、昔みたいに忙しく動き回ることがないので、じっとしているとどうしても底冷えがしてくる。年齢を重ねるにつれ、冬の寒さが堪えるようになってきたのがリフォームのきっかけでした」と語るのはご主人の宏さん。
元々、店舗との往来を考え設計されていた事務所&台所スペース。コンクリートにPタイルを貼った床から直に伝わってくる冷気が、ご主人を悩ませていた底冷えの原因でした。
お打ち合せ当初は、冷え対策にと床暖房を希望されていましたが、建物全体の構造上、リフォームだけでは床下に管をめぐらすことができず断念することに…。可能な限り気密性を高めることで、冷えを防ぐというご提案になりました。床暖房に負けないほどの気密性とはなかなかの難題!果たして実 現できたのでしょうか?
「床暖房にはできませんでしたが、実際住んでみるとこれだけの広さでも小さなガスファンヒーター1つで十分なほど。この暖かさには正直、驚きました。以前とは全然比べものにならないほどの暖かさです」と大変ご満足いただいているご様子。
気密性の高さは保温性に優れているだけでなく、防音に絶大な効果を発揮します。交通量の多い大通りに面した飯野さん宅ですが、車の音はまったくといっていいほど聞こえてきません。「結露を防ぐためのインナーサッシをつけたのも大きかったですね。安全面も考えてのことでしたが、リフォームしてから本当に1日中気持ちよく過ごせます」と宏さん。

今回のリフォームで、事務所の机が置かれていた場所は家族団欒の食卓に変身。その分、従来食卓が置かれていた台所部分に、倍以上も開放感のあるスペースを確保することができました。
段差のない広々としたキッチンには、奥様が選ばれたという最新のIHコンロ付クッキングヒーターを備えたシステムキッチンが置かれ、キッチンからつながるバス・トイレにはお嬢様が選ばれたというピンクがアクセントになったかわいい空間が広がります。最新の設備を備えたというのも、こだわりのポイントです。
「コンロもお風呂もはじめて使いましたが、手順を音声で教えてくれたり、使い勝手がとてもいいですね。ボタン1つでお風呂の床をサーッと温めてくれて、ホントいいもんだなぁと思って(笑)」。宏さんもお気に入りという設備は、奥様とお嬢様が実際にショールームまで足を運ばれ、しっかり吟味し選ばれたもの。ご主人の健康を気遣うおふたりのやさしさも、ひしひしと伝わってくるようです。
機能的な快適さのなかに感じる家族の優しさ、リフォームだからこそ重なる懐かしい昔の面影――実はこれが取材中ずっと感じていた、飯野さんのお宅全体にあふれる「ぬくもり」の秘密なのかもしれません。これからも、ますます家族の集まる大切な場所として、長く長く住み継いでいただければと思います!

見守り続けてくれた「招き猫」

ずっとお店に飾られていたという招き猫は、なんと数十年前の年代もの!ご家族やお店の歴史をそっと温かく見守り続けていてくれたのです。

【取材を終えて】
実は飯野さん宅にお邪魔させていただいたのは、リフォーム完成受け渡しから1週間経たない12月中旬こと。お正月に遊びに来られるというお孫さんに、まだリフォームのことは「驚かせようと思って、内緒にしてる(笑)」と笑顔で語られていた宏さん。さぞ、ステキなサプライズになったのではと思います。これからもどうぞ、お元気に、そして快適にお過ごしください。