趣味と暮らしを愉しみながら
憩える住まいへ
- 城北地区
- K様
計算された開放感が持つ心地よさ
心地よい間接照明が据えられた玄関から2階へと続く階段を上がると、広がるのはリゾート感覚そのままのLDK。モダンなインテリアに彩られた空間は、まるで切り取られたスタイリッシュな映画のワンシーンのよう!
今回訪問させていただいたのは奥様が商空間プランナー、ご主人は情報機器関連のプロモーションを手がけるというKさんご夫妻のお宅。
なるほど、センスあふれるお住まいも頷けます。「仕事柄、はじめは一から自分で設計できる家をと思っていたんです。都心から少し離れた、駅近という条件で探していたときに、たまたまチラシでこの場所を見つけて。今なら、設計変更もできるというのでお願いすることにしました」と奥様。
とにかく細部までこだわり尽くしのお住まい。さぞお時間もかかったのではと思いきや、施工は「アッという間」だったとか。「建てながら同時進行で細部を詰めていったという感じ。 その分、設計士さんは大変だったかな(笑)」。
生活感を忘れてくつろげる空間に
K様邸で最も印象的なのが、やはり2階のLDK部分。奥様ならではのこだわりが存分に生かされた空間です。「四方八方へ風が抜けるLDKにしたくて、柱を移動したり、窓の数を増やし大きなバルコニーを設けたり、とことんこだわりました。主人と2人ゆったり食事や大好きな映画が楽しめるような場所にしたくて」という奥様。
特注の大きなカウンターや吊り戸棚など美しい収納で、キッチンの生活感を感じさせることなく、まさに「くつろぐ」ことに集中できる空間。吊り戸棚一つをとっても実際にショールームまで足を運ばれ、自分の目で一つひとつ確かめながら吟味を重ねていったとおっしゃいます。これもご夫妻ならではの家づくりのスタイルなのです。
「建ぺい率などでプランが全て実現できたわけではありませんが、納得いくまで八正さんには付き合っていただきました。大きなハウスメーカーさんだと、営業の方とのやりとりがほとんどだと思うんですが、八正さんの場合は設計の方と直接やりとりができる。それも魅力でしたね。作り手同士が直に話せるのでプランも形にしやすかったんです」と語るのはご主人。
30年来のゴルフ歴で、その腕もプロ級というゴルフ好きのご主人。ご主人が特にこだわったのが、ご自身の「ゴルフ部屋」です。「キャディーバッグの寸法に合わせて作り付けの棚をお願いしたり、部屋からバルコニー出られるようにして、クラブなどのメンテナンススペースを設けてもらったり。限られたスペースを最大限に生かせるよう色々と考えていただきました」
おふたりのこだわりが新しいアイデアに
おふたりそれぞれの個性を生かしながらも、住まいとして見事に調和のとれた空間に仕上がっているのは、やはり奥様のプロならではの視点があったればこそ。
「使い勝手の良さ、耐久性など機能はもちろん、自分たちの『心地よさ』をしっかり見据えることが大切です。何が好きなのか、どの点を一番大切にしたいのかとか。トイレ、クローゼット一つにしても、心地よい場所にしたい!それがしっかり形にできたかな、と思います」と奥様。
「設計のことも分かる分、つい出してしまう難題にも設計の方が一つひとつ丁寧に答えてくれて、本当に感謝していますね。これからも、メンテナンスなども含めて、長いおつきあいになればいいなと思ってます」
建て主の方と、まさに一対一の対話から作り上げた一軒。家づくりへの熱い想いを改めて実感させていただいたお宅でした。